レンジエクステンダーEVは低炭素社会の大本命かもしれない


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レンジエクテンダーEVはZEV規制にも有効

2018年に改定が予定されているZEV規制。

非常に厳しい規制で各社対応を迫られており、
その有効な手段の一つとしてレンジエクステンダーEVはみられます。

ZEV  ( Zero Emission Vehicle ) とは
EVやFCVなどの排出ガスを一切出さない車両のことです。
 ※経過措置としてHV、PHV等のクリーンカーも許容

米国・カリフォルニア州を含めた10州では、
自動車販売台数の一定割合をこのZEVとする規制を導入しており、
この基準を達成できない場合、多額の罰金を支払うか、他社のクレジット(CO₂排出権のようなもの)を購入しなければなりません。

2018年からは更に規制強化が予定されており、このZEV販売比率が増大されると伴に、
日本のメーカーに限定してみると、従来より規制対象とされていた3社(トヨタ、ホンダ、日産)に加え2018年からはマツダ、スバルも対象となります。

ZEV規制を導入している州は主要な市場であるため、各社この規制を無視することは不可能といえます。

なお、2018年よりレンジエクステンダーEVを対象とした「BEVx」という新しい自動車カテゴリーがZEVに新設されます。

このカテゴリー規定のなかで、
「エンジン充電での航続距離は、
 外部充電による航続距離以下でなければならない」

との項目があり、BMWのi3もマツダのREレンジエクステンダーもこれに合わせ、9L程度の小容量ガソリンタンクとなったようです。

また、従来はZEVと認められていたHV(ハイブリッド車)は2018年から対象外とされることとなりました。

今まで、HVを販売することでZEV規制をクリアしクレジットを獲得してきたトヨタにとっては大きな痛手となります。
新型プリウスPHVが電気モーター走行の航続距離を倍増してきたのもこんな背景が強く影響したのかもしれません。

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トヨタが将来的に注力しようとしているのはFCVでEVには消極的でしたが、
2020年までにEV量産計画があるとし、とうとう重い腰を上げてきました。

トヨタにクレジットの蓄積があるのかないのかは不明ですが、
EVも含めてレンジエクテンダーEVへのテコ入れも必要となるかもしれません。

マツダと業務提携していることから、マツダのロータリーエンジン式レンジエクステンダーユニットを導入、もしくは、マツダにEV及びレンジエクテンダーEVを一括生産依頼とする可能性もあるかも?

従来からEVに力を入れてきた日産を除けば、他のメーカーもZEV規制クリアにはかなり厳しい状況であることはトヨタと同じで、今後、レンジエクテンダーEVに注目が集まるかもしれません。

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