超小型モビリティとは 暗雲立ち込める今後の展開

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導入に向けての進捗状況

2016年3月に6年間に及ぶ自治体を中心とした実証試験を一旦終了しました。

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これらの実証事件の結果等を踏まえ、
先の2016年3月22日には国土交通省がシンポジウムを開催。

その中では具体的な法規定は今だ提示されず、実証試験の継続が必要として
平成40年度までかけて普及を進めていくとの資料提示があったとのこと。

平成40年度までとは・・・ なんとものんびりとした話です。

数年前には、すぐにでも公道を超小型モビリティが走り出しそうな勢いだったのに、ここに来て一気にトーンダウン。

これでは、どの企業も腰が引けてきます。
いつ始まるかわから事業では、資金力に乏しいベンチャー企業はなおさら手が出せません。

「笛吹いてくれないから、踊れません」ですね・・・

このままでは、先行している欧州に置いて行かれるばかりです。

 

現時点での検証

導入普及の見通しが見えなくなった超小型モビリティではありますが、使い勝手を含め検証してみます。

なお、超小型モビリティの利用目的は公共性を強く意識している面もありますが、一般人の通常使いとしてみてみます。
 

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●軽自動車ではだめなのか?
 
こんな声が多いようですが、占有面積でいうと超小型モビリティは軽自動車の6割前後でかなりコンパクト。

例えば、大人2人・子供2人の4人家族がいたとして、
そのお宅の駐車場は普通車1台ギリギリしか置けないスペースだったとします。

そこに軽自動車2台はたぶん置けないでしょう。
ですが、軽自動車1台と超小型モビリティ1台なら大丈夫そうです。

お父さんが軽自動車で出勤したとしても、お母さんは雨の日も超小型モビリティで子供の送迎・買い物ができ、週末は軽自動車を使って家族4人でドライブが可能です。
 

●サイドの窓は絶対に必要

現状のモデルにはなぜかサイドの窓がないものがほとんど。

観光地での使用では解放感があっていいかもしれませんが、
日常生活において雨が多い日本での使用には耐えられません。
屋根がない場所には駐車できないし、盗難も心配。
 

●エアコンも必要
 

四季がある日本。エアコンも必要です。


●子供2人乗車可は必要条件
 

超小型モビリティの最大のライバルは軽自動車ではなく、電動自転車かもしれません。

雨の日にも乗れるというアドバンテージを武器に、大人1人と子供2人が乗れるものでないと価格面でも電動自転車に太刀打ちできません。

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●価格
 
最安値の軽自動車以下(80万円以下)でないと購買意欲が出てきません。


●デザインも大事
 

超小型モビリティはそれなりに高額になるもの。
所有感を満たす良いデザインでないとそっぽを向かれます。
 

●最大の難題は安全性
 

超コンパクトが故の宿命。
リスクを承知で利用するしかありません。


導入普及が足踏み状態となってしまった超小型モビリティ。
低炭素でやさしい社会の実現のためにも、早期対応が待たれます。

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