超小型モビリティとは 暗雲立ち込める今後の展開


最近話題が少なくなったと感じる超小型モビリティ。

どういった乗り物なのかおさらいしつつ、
現在、どのような進行状況なのかみていきます

 

超小型モビリティとは

国土交通省が公道走行を可能とする認定制度を創設した
「軽自動車未満、原付以上」のコンパクト車で、
環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1人~2人乗りの車両です。
なお、高速道路や最高速度60㎞/h超の道路は走行不可となっています。

超小型モビリティ

 

導入の目的

超小型モビリティは、どのよう用途を想定しているのでしょうか。

◆低炭素社会への貢献
CO₂の削減

◆都市コミュニティ社会の快適な移動手段
カーシャアリングを想定した都市部の効率的な近距離移動と交通渋滞の緩和

◆山間部の通勤・通学支援
新たな日常の足の創造

◆高齢者が気軽に使える足
公共移動手段が少ない過疎地などで車両間隔がつかみ辛くなった高齢者が運転しやすいコンパクトな車両

◆子育て支援
安全な送迎

◆小型配送としての手段
小荷物の効率的な運搬

◆観光の活用
新たな観光ルートの創造・観光地でのレンタル車両

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車両規格

関連法規が固まっていませんので想定される範囲内での表記です。
なお、認可規定での寸法は軽自動車以内となっていますが
実際はかなり小さくなる模様です。

全長2300 ~ 2500㎜
全幅900 ~ 1300㎜
全高1500㎜前後
車重300 ~ 500㎏
乗車定員大人2人以下 もしくは 大人1人と子供2人
 ※2人乗りの場合、前後乗車のものが多数
最高速度80㎞/h以下 (高速道路の走行は不可)
動力EV(電動モーター)
 ※内燃機関の場合は125cc 以下も認定車となっていますが
  各社EV採用が有力
航続距離1回の満充電で50 ~ 100㎞
充電時間3時間程度(200V) 6~7時間 (100V)
車両占有面積軽自動車の6~7割程度
その他サイドの窓とエアコンが無いものがほとんど

各社の超小型モビリティ

積極的に展開している自動車メーカーはトヨタ・日産・ホンダといったところで、その他ベンチャー企業も参画しています。
 

● i-ROAD  ( トヨタ )
3輪車で1~2人乗り
最大の特徴は、コーナーリングでバイクのように傾くところ
全幅は870㎜ 車重約300㎏と他社のものよりコンパクトで2輪車に近いコンセプトです。

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● ニューモビリティコンセプト
  ( 日産 )
4輪車で前後2人乗り
最高速度約80㎞/h 1充電走行距離約100㎞
スタイル・性能からみて一番完成度が高いと思えるモデル
実際にフランス・ドイツ・イタリアでは「ルノーTwizy」で同型に近いモデルが既に市販されています。

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● MC-β  ( ホンダ )
4輪車で前後2人乗り
最高速度約70㎞/h 1充電走行距離約80㎞
熊本県を含め3地域での実証実験に使われました。

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● ピアーナ
  ( STYLE-D )
4輪車で左右2人乗り
全幅が他社のものより広く1,480㎜ で左右で2人乗りとするタイプ
フロント部分が乗降用のドアとなっていてスタイリッシュなデザイン
2015年東京モーターショーでは所有感をくすぐる豪華モデルをお披露目しました。

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以上いくつか挙げてみましたが、一番印象的なのは3輪の i-ROAD 。

バイクのように傾きながらコーナーリングする機構は非常に新鮮ですが、
超小型モビリティとしてみた場合はいかがなものでしょう。

想定される高齢者や小さな子供を乗せた主婦層にはあの傾き加減、
ちょっと恐怖すら感じるかもしれません。
そもそも、トヨタは違う対象者を想定しているかもしれませんが。

その点、万人受けしそうなのは
無難な4輪のニューモビリティコンセプトMC-βです。

次ページ 導入に向けての進捗状況

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