女性にもわかる「ターボ」とは

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ターボの特徴

良いところ

エンジンが出せる力は「馬力」と「トルク」に分けて表記されます。
ここでは詳しくご説明しませんが、

●馬力が上がると  ⇒ 最高速度がアップ
●トルクが上がると ⇒ 加速性能がアップ

と覚えておくとまず間違いありません。

で、ターボを付けるとこの「馬力」「トルク」の両方ともアップしてくれます。

通常、排気量(エンジンの大きさ)を変えずに性能アップをしようとした場合、
馬力のアップはしやすいものの、トルクはほとんどアップしてくれません。

では、「馬力」「トルク」の両方とも上げてやる手っ取り早い方法は
排気量(エンジンの大きさ)を大きくすることですが、
この方法はエンジンの見た目も重量も大きくなるので、最近はやらなくなりました。

それは、エンジンが大きくなるとそれだけスペースが必要でその分室内が狭くなるし、クルマが重くなって燃費にも環境にも悪いから。

でも、ターボを付けると同じ排気量でも「馬力」「トルク」とも上がってくれるのだから、これはなかなかいい。
1000ccのクルマでもターボを付けるだけで、1500cc並みの馬力・トルクを出すことは比較的簡単だし、やり方次第では2000cc並みのパワーも十分可能です。

つまり、ターボは排気量アップと同じような効果がある
ということで、違う角度からみるとこれは自動車税対策にもなるということ。
(1000ccだと自動車税は29,500円、1500ccは34,500円、2000ccは39,500円)



さらにもう一つ良いところを。

同じ排気量でターボ無しと有りを比べると、
ターボ有りの方が騒音・振動とも低くなってきます。

例えば、軽自動車で高速道路や急な上り坂を走っている場面を想像してみます。

ターボが無いとパワーがちょっと足りなのでアクセルを多めに踏むことになり、
エンジンが唸りだします。

ですがターボ有りだとパワーに余裕が生まれ、アクセルを踏む量が少なくてすむのでエンジンの騒音や振動が抑えられることとなります。


悪いところ

今度はちょっと悪いところを。

ターボには「ターボラグ」という悪い癖があります。

ただ先に言ってしまいますが最近はだいぶ改良が進み、
私たちが購入する市販車ではターボラグを感じることはほとんど無いので
心配する必要はありません。

一応、ターボラグについてご説明すると
「アクセルを踏み込んでパワーが出るまでに少し遅れを感じる」
といった事象で、特にエンジン回転が低い場合に起こりやすくなります。

この事象が発生すると
「エンジン・レスポンスが悪い」とか、
「反応悪くね~」とか、言ったりします。(タブン・・・)

ターボの動作は
「アクセルを踏む」⇒「エンジン回転が上がる」⇒「排気ガスが強く出る」⇒
「ターボが回る」⇒「混合気を強く送り込む」⇒
「勢いよく燃焼する」⇒
「パワーが出る」


と、効果を発揮するまでの工程がちょっと長い。
特にエンジン回転が低い場合はターボの回転が十分でないので
回転が上昇するのに時間を要してしまい「反応が悪い」と感じやすくなります。

とはいうものの先に申し上げた通り現在の市販車では、
技術者の英知のおかげでターボラグはほとんど感じなくなりました。


その他にターボ付き軽自動車を例にとってみると
 ● 車両価格が8万円前後高くなる
 ● 燃費が1割程度悪くなる
 といったことがあります。

なので、通勤用で経済性重視っといったような場合は
ターボ無しを選択した方が賢明といえそうです。

もし軽自動車でターボ付きにするべきかどうかと迷った場合、
「高速道路を走行する機会が多い」
「3人以上での乗車が多い」
「車両重量が1000㎏近くもある比較的重い軽自動車」

なんて方はクルマの走りに余裕が生まれ、ターボのありがたみを感じとることができるはずです。

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