日本にマッチしたオートマチック・ミッションは何だろう?


私が学生だった昭和50年(1975年)頃は、MT(マニュアル・トランスミッション)の比率が、AT(オートマチック・トランスミッション)を圧倒的に上回っておりました。

当時のATは今でいうステップAT(トルコン式)しかなく、ほとんどが3速で性能面・燃費からいって評判もよろしいものではなく故障した時の修理代も高かったなんてこともあり、MT主流の時代でした。

ところが、現在の日本のATの普及率は99%と世界一
ATの性能アップと、1991年に導入された割安なオートマチック限定免許が引き金になったものでしょう。



それプラス、発進・停止が多く坂道が多い日本の道路事情、そして老若男女の方が幅広く運転免許を持つようになり生活必需品となった日本のクルマは、簡便なATが選ばれたと言えそうです。


そんなATも種類を増し欧州ではDCTとやらが幅を利かせるようになったようですが、今一度、現況を整理してみたいところです。

さて、日本にマッチしたATって何なのでしょうね?

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ATの種類をおさらい

まずは今、主流といえるAT(オートマチック・トランスミッション)の種類は大まかにいっていくつあるのか? えっと・・・ 以下の4種類ですね。
もちろん、この4種類は全てオートマチック限定免許で運転できます。
 

① ステップAT

一番歴史の古い、いわゆるトルコン式ATです。
昨今は多段化とロックアップ領域の拡大により燃費も向上して今だ健在。
 

② CVT

2つのプーリーをベルトやチェーンで繋いだもの。
プーリーの幅を油圧などで変化させ変速比を調整します。歯車を組み合わせたものではないので無段変速となり、変速ショックが無いのが特徴。
 

③ DCT

「デュアル・クラッチ・トランスミッション」
従来のMT(マニュアル・トランスミッション)にクラッチが2個付いたような仕組みです。

1個目のクラッチは奇数のギア(1,3,5速)を、2個目のクラッチは偶数のギア(2,4,6速)の接続を受け持ちます (※6速DCTの場合)。クラッチ操作は電子制御で自動で行われます。

奇数のギアで走行している時は、次の偶数のギアは嚙み合わせを完了しクラッチが切れた状態でスタンバイ。そして、偶数のギアで走行中はこの逆。
なので、2つあるクラッチの接続切替で非常に素早くシフトチェンジしてくれます。
 

④ AMT

「オートメイテッド・マニュアル・トランスミッション」
基本はMTと同じで、クラッチ操作とシフトチェンジをアクチュエーターを介し自動でしてくれます。
DCTと違ってこちらはクラッチは一つ。構造がシンプルなのが特徴です。

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