山が動く! トヨタが2020年までにEV量産計画


なかなかEV(電気自動車)の本格参入をしようとしなかったトヨタが、
2020年までに量産をする計画があることが判明しました。

トヨタは従来、CO₂削減を目的とする環境対策車として
HV(ハイブリッド)、PHV(プラグインハイブリッド)、FCV(燃料電池車)に傾倒していましたが、

● HVは既に環境対策車として世界から認められなくなり、
● PHVは先行きが不透明の上、当面の環境対策車がこれだけ、
● FCVは水素インフラ整備に時間が掛かり過ぎるとして、

どれも手詰まりの状態でした。

トヨタは2015年1月に虎の子のFCV特許を無償提供すると発表しましたが、その後の世界はFCV開発に追従する動きを明確にみせませんでしたし、

欧州ではベンツ、BMWなどがEV開発を積極化。
最大のライバル・VWは2015年のディーゼル不正問題を契機に
一気にEV路線へ転換。
米国では、テスラという比較的新しいメーカーがEV専門で台頭してきました。

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こんな動きに触発されて、ZEV規制などの厳しさをます世界の環境規制に対応していくべく、今回の「トヨタEV本格参入計画」となったとみるのが順当なところです。


さて、日本の場合、従来よりEVに積極的だったのは日産・三菱ぐらいで、
今回のトヨタEV本格参入計画はちょっと遅ぎたきらいがありますが、

これで、トヨタと提携関係にあるマツダ、スバルも
EV開発に本腰を入れていくことになっていくことでしょう。

しかし、EVの将来にはまだ不安材料がいっぱいです。

ネックとなっているバッテリーの容量は少しづつ改善をみるものの
まだまだ不十分で、長時間掛かる充電は相変わらず。

充電ステーションはかなり増えてきましたが、マンション等の集合住宅では
電気コンセントの設置が無いのがほとんどで、
日本の4割の世帯が集合住宅という方々が、利便性を欠いてまで高額なEVを積極的に購入しようとするかは疑問が残ります。

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こういったインフラも併せて改善していかないと、
EVの購買意欲に結び付いていきそうにもありませんし、
お役所もクリーン車の購入補助金を年々減らしていくなどのやぼな政策はやめていかないと、重要な自動車という日本の基幹産業をだめにしかねません。


トヨタはここにきて当面の環境対策を、
PHVと並行してEVでという路線に転換してきました。
この動きは、他の国内メーカーのEV路線進行をも早める契機になりそうです。

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