市販スポーツカーがニュルブルクリンクでタイムアタックをする理由


ニュルブルクリンクでのタイムアタックに
世界の自動車メーカーが争うように挑戦しタイムを公表しています。

世界にいくつも点在するサーキットコースの中で、
「ニュルブルクリンク」の記録にこだわる理由はどこに?

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ニュルブルクリンク「北コース」は車両開発の聖地

さて、ドイツの北西に位置するニュルブルンクには完全に封鎖された2つのコースがあります。

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出典「https://ja.wikipedia.org/」


南側の小さく突き出た部分のコースは「グランプリコース」と呼ばれ、全長 約5.1km。 近代的で安全性も備えた本格的なサーキットで、現在のF1はここで開催されています。

もう一つの北側に大きく広がるコースは「北コース」と呼ばれ、
全長 20.832km。24時間レースは、この「北コース」と「グランプリコース」を繋げ開催されています。

さて、自動車メーカーがタイムアタックに挑戦しているのが
この「北コース」。


そして、ニュルブルクリンク「北コース」は各国の自動車メーカーのみならず、タイヤ、ミッション、サスペンションなどのメーカーも開発テストに訪れるコースです。

このコースを開発テストとして選択する理由は、
世界の一般道のファクターが全て揃っているサーキットだからです。

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【ご参考】
2015年3月・耐久レース中に発生した観客一名を巻き込む死亡事故の影響で、ニュル・北コースでは速度制限が行われ自動車メーカーによるタイムアタックも禁止となっていましたが、2016年4月にコース改修工事が終了し、速度制限・タイムアタックとも解除となっています。
 

一般道のファクターが凝縮された「ニュル・北コース」

「北コース」の特徴は
● 全長 20.832kmと非常に長い (※鈴鹿サーキットは全長 5.807km)
● 一般のサーキットに比べ、道幅とエスケープゾーンが狭く路面が荒い
● 高低差が300mもある 
● コーナーは172もある森林コースで、複合・ブラインドコーナーが多数

世界一過酷なコースともいわれ、サーキットとは言え一般道のワインディングロードに近く、刻一刻と変化するコース状況に対応できるトータル的な性能がクルマに求められます。

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出典「http://www.subaru-msm.com/」


この「北コース」は1927年にオープンした歴史あるコース。
かつては北コースでもF1が行なわれていましたが、難コースがたたり大きな事故もあって中止に。
現在は、1984に新設された「グランプリコース」の方でF1がF開催されています。

そして、そんなトリッキーなコースに、
多くのトップドライバーとエンジニアが魅了されています。
 

世界の指標となったニュルブルクリンク

日本でニュルブルクリンクが一般のクルマファンにも有名になったのは、
R32から始まる日産GT-Rがここでテスト及びタイムアタックをするようになったのが、大きな要因だと思われます。

また、ここで日産GT-Rがタイムアタックをするようになった一つの理由が、
世界一有名な量産スポーツカー・ポルシェに肉薄するタイムを出し世界にアピールすること。
ポルシェのお膝元・ドイツで行うことにも意味があったと思われます。

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出典「http://www.nismo.co.jp/」

ニュルブルクリンク「北コース」は
 ● 一般道に近いトリッキーな難コース
 ● 世界のメーカーが開発テストに使用
 ● 有名レースが開催される歴史あるサーキット
 ● トップドライバーが賞賛するコース

ニュルブルクリンク・北コースでの優れたタイムは、
高い知名度と公道での高パフォーマンスが約束され、

そして、ここで更新されるコースレコードが、
各ジャンルのクルマの「世界指標」となっていきます。

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