日本車に必要? フロントグリルで社名がわかるクルマ造り

 
クルマのフロントマスク。
ライトが目 グリルが口で、人の顔に見えたりします。

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ところで、40年ほど前の日本車。
各メーカーともフロントグリルの統一性は皆無で、どこのメーカーなのかぱっと見ただけではわかりづらく、特に海外からは日本車のことを「無国籍車(者)」とよくやゆされました。

最近はあまり聞かなくなりましたが、
「フロントグリルで社名がわかるクルマ造りを日本車もするべき」と昔の自動車評論家さんは、よくいってました。

外車にもよく試乗される評論家さんたちは、名のあるメーカーのクルマのグリルには決まった形がありブランドイメージが沸きやすいく、世界で通用するクルマ造りを日本車にも求めてこういった発言になったのだと思います。

世界の名車が採用する統一グリル

このことが一番わかるいい例がBMW。
BMWのクルマのほぼすべて ( ? ) のフロントグリルに採用されているのが「キドニーグリル」という意匠。

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くどいぐらいにあのグリルを採用してきて、中にはキドニーグリル似合わないぞ っていうモデルも結構ありましたが、それでもあれを目にすればドイツの「BMW」のクルマだ ってすぐわかるわけで間違いようがありません。


その他でも、ベンツの「スリーポインテッド・スター」が付いフロントグリルもおおむね共通したデザイン。
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アウディも昨今のモデルは「シングルフレームグリル」という逆台形に近い六角形のフロントグリルを採用して、高級ブランドいう地位確保に一役買いました。
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あと、アルファロメオもそうですし、マセラティとかもですね。

こんなんで、高級車イメージが色濃くするメーカーが統一性をもったフロントグリルを採用するケースが多く、グリルの意匠は高いブランドイメージを形として社名に重なり合わせ、人の記憶に植えつけるのに大きな役割を担っているといえます。

(※ちなみにBMWは高級車ブランドの世界売上1位を連続キープ中です)

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日本車にも統一グリルは必要?

最近は日本メーカーもフロントグリルの意匠を大事にするようになり、
レクサスは2012年から「スピンドルグリル」という一見、強面のグリルを共通採用するようになりました。

 

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lexususaさん(@lexususa)が投稿した写真 –



このデザインには賛否両論あって厳しい意見も多いようでが、
斬新なデザインは大抵そんなもので見慣れないものに当初は拒否反応が発生し、だんだんと馴染んでいくものです。

それにしてもレクサスが誕生してから27年経っていますから、遅すぎた感がありますが、
ドイツプレミアム御三家の好事例をみても、本気で高級ブランドを目指すレクサスに限っていえば統一グリルは必要であり、本当にこれでよかったかどうかは数十年先にならないとわかりません。

ただ、フロントグリルの統一はデザインの制約に繋がりますから、これに縛られて全体バランスを崩しかねませし、フロントマスクはまさにクルマの顔ですから、今後のレクサスのモデル展開にはデザイナーの手腕が試されます。


では、高級ブランドではない普通の日本車に統一グリルは必要かというと、
どうなのかな? って感じになってきます。

日産は昨今のクルマに「Vモーション」というグリルを頻繁に採用しています。
こちらも、結構個性的な顔立ちになり、NISSANのクルマの顔だなと思えるようになってきましたが、現段階ではマッチしているクルマと、そうでないクルマがハッキリしちゃってます。

 

🌳 #Maxima 📷: @rolandreyes27

Nissanさん(@nissan)が投稿した写真 –

 


日本車の場合、
車種構成も多く薄利多売でいろんな国に輸出するグローバル商品。
だからこそ、世界中の人が一目で認識できるグリルが必要なのか・・・

それとも、
きめ細やな配慮ができるのが日本車ならば、
その地域・車種に合ったものにして統一グリルにこだわる必要はないのか・・・

わたしなんぞは「統一グリルがないのが日本車の特色」じゃ、
とも、思ってますが。

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