電気コンセントが必要なクルマは売れない? ので無くしたEVが登場

 

外壁に電気コンセントが無かったら・・・

電気コンセントが必要なクルマ。
つまり、充電が必要なクルマというと

 ●EV(電気自動車)
  電気モーターのみで駆動。

 ●PHV(プラグインハイブリッド)
  電気モーターで駆動。電気が無くなるとエンジンも併用して駆動。

 ●レンジエクステンダーEV(航続距離延長装置付きEV)
  電気モーターのみで駆動。
  メインはコンセントから外部充電し、
  電気がなくなると発電用エンジンを起動し充電しながら走行を続行。

の以上3種。

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で、これらの売り上げはというと、
レンジエクステンダーEVは国産にはないので一旦除外し、
EV、PHVは車種も少なくパッとしない状況です。

売上が伸びない理由は様々ですが、
EVの場合、【航続距離が短い】【充電時間が長い】【車体価格が高い】等々
PHVの場合は【EV走行距離が短い】【車体価格が高い】等々

そしてもうひとつ、
【 電気コンセントに挿す必要がある 】といったところにも理由がありそうです。

で、これのどこに問題あるのか? というと

まず、第一に「わずらわしい」。
航続距離が短いので、特に通勤に使っている方の場合、家に帰ってきたら
コンセントに挿し込むという行為が頻繁に必要になってきますから、
わずらわしいと感じます。

これがHV(ハイブリッド)であれば、従来のガソリン車と同じような感覚・頻度でガソリンスタンドで給油すればいいわけです。
 
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出典「http://ev.nissan.co.jp/」


そして第二に、「外部充電できる電気コンセントが家に無い」という場合。
一軒家に住んでいるのであれば、5~10万円かけて外壁に200V コンセントを作るということで解決できるわけですが、

問題は、集合住宅に住んでいる場合。

日本の場合、
マンションなどの集合住宅に住む世帯の割合はおおよそ4割といいます。

集合住宅は外部充電できるコンセントが無いことが多く、電気スタンドまで行って急速充電 (約30分)ということがメインとなり、やはりこれも面倒と感じる部分です。

 

外部充電機能無しのEVが登場

2016年11月に登場した日産・ノート e-POWERは、外部充電機能を省いて登場してきました。

【 ノート e-POWER の仕様 】
 ● 駆動力:モーターのみ
 ● 発電用エンジン:3気筒 1.2L
 ● 燃費:37.2 km/L
 ● 最高出力:109ps 、最大トルク:25.9kgm
 ● 価格:177万円 ~
 ● 燃料タンク:35L (無鉛レギュラーガソリン)

外部充電機能無しということで、充電はエンジン発電のみ

「電気コンセントが不要のEV」となり、先にあげた「わずらわしい」という問題点は解決されることなるので、従来のガソリンエンジン車と同じ感覚で乗れるEVとなります。

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さて、外部充電を省くと、その他にどんなメリットがあるのでしょう。
 ①蓄電用の高価で重たいバッテリーを多く積む必要がない
 ②外部充電装置が省けコストを下げられる

車体が軽く、そして価格が抑えられることとなります。

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出典「http://www2.nissan.co.jp/」


では、外部充電を省くデメリットは、
 ①安い家庭用電気の恩恵を受けられない
 ②ZEV規制の対象車になれない

「ZEV規制」とはアメリカの厳しい環境規制で、2018年に強化されることが決定されており、各社これをクリアするのに四苦八苦しています。

さて、ZEV規制クリアの第一歩はZEV対象車となることですが、
外部充電機能を装備したレンジエクステンダーEVであればZEV対象車になれる可能性もあったわけですが、
外部充電機能を持たないe-POWERはZEV対象車とはなれません。

それを承知で日産は出してきました。

なぜ、それでいいのかというと、
日産にはリーフというZEV対象のEVがあり、
既に北米で相当数が売れている実績があるから。

 ※ちなみに2018年からHVはZEV対象外にされてしまいます

日産だからできる
「外部充電機能無しのEV」
という離れ業です。

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