2020年度(平成32年度)の燃費規制より日本でも採用される
「CAFE方式(企業別平均燃費基準方式)」とは?
順を追って確認していきます。
● Corporate 【 企業 】
● Average 【 平均 】
● Fuel Efficiency 【 燃費効率 】
従来の方式
本題に入る前に、従来方式をちょっとおさらいしてみます。
従来は、車両の重量区分毎に現状最も燃費が優れた車種を基準に取り、
規制が行われる数年後の技術的進歩による改善率を考慮した上で、
事前に燃費規制の基準(燃費規制値)を決定しています。
( ※これを「トップランナー方式」といいます )
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そして、実際の出荷台数を加味した平均燃費が
「車両重量の区分毎に燃費規制値をクリアできたか」
を評価していました。
※燃費は車両が重くなるほど悪くなる傾向にあります
※2015年度の乗用車の規制では車両重量毎に16区分あります
ということで、従来方式は、
「車両重量の区分毎に燃費を評価」
ということが、ポイントになります。
CAFE方式とは (概要)
CAFE方式を一口でいうと、
「自動車会社毎に異なる燃費規制値が設定され、
その自動車会社自身が規制値をクリアできたか」
という評価の仕方になります。
従来方式は
16個ある重量区分毎に設定された各自動車会社共通の燃費規制値を
その重量区分毎にクリアしたか?
という評価でしたが、
CAFE方式は
自分の会社が販売した全てのクルマの平均燃費をもとに、
自分の会社に対する燃費規制値が1つだけ決められ、
(※この燃費規制値は自動車会社ごとに異なる)
それをクリアしたか?
となります。
➡次ページ(2/3) CAFE方式による計算と評価方法
➡次々ページ(3/3) CAFE方式を採用する理由とその影響
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