50ccバイクが無くなっても125ccが付帯免許になる事はなさそうです

 

50ccバイクがいずれ全滅するのはほぼ確実

” 50ccエンジンの原付バイクがいずれ消滅 ” とされる
一番大きな理由となっているのが、「二輪車の排出ガス強化」です。

四輪車に比べ排出ガス規制が緩やかだった今までの二輪車ですが、
「平成28年規制」の施行により、排出ガスの有害物質を従来の半分程度に
減らす必要が出てきました。



技術的には強化される排出ガス規制をクリアすることは三元触媒などを付加すれば可能となってきますが、
三元触媒は高価であるため低価格が売りとなる50ccバイクにはコスト的に厳しく、これを搭載するのは非現実的。

この規制の適用開始は
 ● 新型車 ・・・ 平成28年10月1日以降
 ● 継続生産車および輸入車 ・・・ 平成29年9月1日以降

となっており、
併行して強化される保安基準や、2020年には更に強化された排出ガス規制が待ち受けていることもあり、いくつかの二輪モデルが生産終了を発表する中、
永い歴史のある50ccの名車「モンキー」も2017年8月に生産終了となります。


ちなみに、ピーク時(1982年)に278万台あった50ccバイクの年間販売は、
現在、その6%程度までに激減し厳しい販売状況に。

大手二輪メーカーのスズキ会長も2017年5月の決算会見で、
「125ccが小排気量バイクの限界になるのでは」
と、二輪車業界の諸々の状況を鑑みて展望しています。

これらのことを総合的に判断していくと、
日本独自規格の50ccバイク消滅は確実視されています。

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代わりとして付帯免許が125ccになる事はなさそう


普通自動車免許に自動的に付いてくる原付一種(50cc以下)の運転免許ですが、50ccバイクが無くなってしまうという事もあって急浮上しているのが、
「付帯免許を原付二種(125cc以下)にする」というもの。

海外ではクルマの免許で乗れるバイクは125ccが上限となっているケースが多く、以前から二輪車業界から規制緩和の要望もあったりと、
「125ccバイクを付帯免許に」との話はくすぶっていました。



そんな中、この件が一気に盛り上がったのが、
2016年9月に開催された「バイク・ラブ・フォーラム」の会場で
経済産業省の自動車課長が

「125ccの免許取得を今までより簡単にすることの取り組みにチャレンジしてみたい」という発言がきっかけ。

この発言からネット上で
「クルマの免許で125ccバイクが運転できるようになる !?」という風に受け取った発信が、従来からくすぶっていた期待感とも重なって大きく一人歩きした模様です。

ですが、
「免許取得に必要な講習をなくしたり、その質を落とすようなことはありません・・・」と経済産業省は付け足しており、
付帯免許を50ccから125ccにするといった事はどこにも言及されていません。


では、郵便や新聞配達、通勤などにも欠かせない50ccバイクの後継は、
今後どうなるのか・・・
 

2016年10月のホンダの公式ホームページにある
「Hondaとヤマハ発動機が原付一種領域における協業の検討を開始」
というニュースリリースの中で、

「日本市場における原付一種クラスを中心とした電動二輪車の普及を目的に、航続距離・充電時間・性能・コストといった課題の解決を目指した基盤づくりの協業を検討します・・・」

とコメントしていることから、少なくともホンダとヤマハは
50ccの後継として電動バイクを推していることが伺えます。
 

この事も勘案し冷静に判断してみると、
「クルマの免許で125ccバイクも」といった事は当面なさそうです。

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